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リーダーの必須スキルNLPとは?基本をわかりやすく解説

NLPというとコミュニケーションに役立つようだけど、よく分からないという方が多いのではないでしょうか?

難しく感じるかもしれませんが、人との関わりにおいて役に立つノウハウが詰まっていますので、本記事では下記を元にそのエッセンスをお伝えできればと思います。

マンガでやさしくわかるNLP

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Webディレクターやプロジェクトマネージャーといった役割であれば、チームにおけるアウトプットの質はコミュニケーションに左右されるといっても過言ではないでしょう。

それに職場の人間関係に悩む人は多いと言われていますので、NLPによって良好な人間関係を構築するための一助になればと思います。

NLPとは?

まずNLPとは英語の「Neuro(神経)」「Linguistic(言語)」「Programming」の頭文字を並べたものです。ここでの「神経」を身近な言葉に置き換えると主に「体験」と考えて問題ありません。

「言語」はそのままの意味で、「Programming」はコンピュータに命令を与えるプログラミングと同じ意味です。

つまり人間にも「体験」や「言語」という外部からの入力に対して、起動する「プログラム」があるという事を体系化したのがNLPになります。

NLPを学ぶメリット

冒頭で職場の人間関係に悩む人が多いと書きましたが、それはつまり発信側の意図と受信側の解釈の相違による「ミスコミュニケーション」が起こるためです。

私のまわりを見渡すと話すのが好きだとコミュニケーション力があると思われているように感じるのですが、コミュニケーションというには双方の信頼関係がベースにあったうえで相手の気持ちや立場に寄り添い、こちらが伝えたいことを相手にとって適切な言葉で伝えることが大事だと思います。

1対1のコミュニケーションにしても、1対多でのプレゼンテーションやファシリテーションといった場面においても、一方的なコミュニケーションになっていないかという気付きをえられるのが一番のメリットだと思います。

NLPの学び方

NLPでは独特の単語がいくつかあるのですが、本記事は基本ということで抑えてほしい3つがありますので、それらを解説します。

ペーシング(相手に合わせる)

話す「スピード」や「リズム」それに「価値観」「関心事」を相手にあわせることをペーシングといいます。ペーシングによって相手に対して親近感が湧いてくるため、次の信頼関係の構築につながります。

文章で書くと難しく感じるかもしれませんが、子供と接するときは子供の目線で話したり、大人には大人の対応をするように相手に合わせるという事が大切なのです。

なぜ、ペーシングによって親近感が湧くのかというと、まず人の脳は分からない、知らないという状態を嫌います。この「分からない状態」をNLPでは「空白」と表現するのですが、何らかの方法でその空白を埋めて「安心安全」を求めるようになります。

つまり「親近感」が「空白」を埋めることになり「安心安全」の状態につながるため、信頼関係の構築につながるというメカニズムです。

ラポール(信頼関係)

ペーシングはラポールと呼ばれる信頼関係を築くために行います。

コミュニケーションの土台はラポールにあると考えて間違いありません。深いラポールが構築できると、発信側の言っていることは安心できると感じるため、自然と受信側がこちらに合わせてくれるリーディングと呼ばれる関係へとつながっていきます。

リーディング(誘導)

リーティングとはこちらに合わせてくれるよう、相手に変化を促すプロセスを指します。

例えば、営業であればお客様が買いたいという気持ちになったり、部下とのコミュニケーションなら部下がやる気になる等の状態です。

ラポールが深くなる関係性では相手のことを安心だと無意識が実感するため、効果的に相手に変化を促すことができるのです。

ただ、無意識は安心安全を土台に意思決定するため、変化を促すには「変化による安心安全」が「現状維持による安心安全」を上回ると感じられる場合に限るため注意が必要です。

NLPはリーダーこそ身につけるべきスキル

NLPのコミュニケーションの基本はまずは相手を観察したうえで「ペーシング」し、「ラポール」が構築されたら、相手を「リーディング」していきます。ここでいう「リーディング」というのは英語だと「leading」になります。

つまり、ディレクターやPMにかぎらず、チームをリード(lead)していく立場の人は各メンバーに対して、正論を言う前に正論が受け入れられる環境を作ることが必要になり、その環境を作るのにNLPがきっと役に立つと思います。チームは一枚岩になってこそパフォーマンスが最大化するのは言うまでもありませんよね。

それに事業の戦略にメンバーそれぞれの適正をマッチングさせるには日々のコミュニケーションが欠かせませんし、各々がモチベーション高く働いてくれたら離職率も悪くならないでしょう。

まとめ

今回はNLPの基本にフォーカスして解説しましたが、参考になりましたでしょうか。

経済的な観点ではリーダーこそ身につけて頂きたいNLPですが、プライベートでも人との関わりあいが人生を豊かにすると私は思いますので、生きていく上でも身に付けておくことをオススメしたいスキルとしてご紹介しました。


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