こんにちは。アオキです(^^)
IPAの調査によると、DX(デジタルトランスフォーメーション)に取り組まれている企業でDXの成果がないと回答している企業は「採用人材のスペックを明確にできてない」「魅力的な処遇が提示できない」という回答が多く、IT人材の採用が難航しているようです。
DXにしろ世の中が変わっていく以上、企業は新しい取り組みも必要になってきますが、いずれにせよ人材を採用するなら活躍できる場を企業は事前に設計していかないといけませんよね。
要件が決まってないのに発注できないのと同じで、まずは何をしたいのかを内部で具体的にする事が必要と思います。
システム開発におけるRFPではないにしても、おおよそ何をやりたいかが資料として整理できたら、それの実現を推進していくのに必要なスキルレベルをひとつひとつ検討していけば良いのはないでしょうか。
一案ですがこうすれば採用後ミスマッチする確率が下げられると思います。
もしITに知見がなくて早急な対策が必要だとしたら、例えばコンサルタントを雇ってシステム化に向けた要件整理を手伝ってもらいつつ、社内でもナレッジを溜めていけばいいでしょう。
こういった事ができないのは、いざDXが進んだとして既得権益を失う事を危惧している一部の層が変化を恐れて、DX推進を阻害しているといった事も日本企業なら多そうですね・・
また人材市場において「自分のスキルレベルがわからない」「競争力があると自覚できていない」のは、日本ではよほどの事をしない限りは解雇されないため人材の流動性が低いのが要因としては大きいとおもいます。
現代は年功序列・終身雇用は無くなりつつありますし、長年勤務していた会社が倒産することも珍しくはありませんよね。
いつ倒産しても仕事に困らないよう市場が必要としているスキルは何かというのは各個人が強く意識していく必要があるのかなと思っています。
こういった考え方は「自分株式会社」と実に上手く表現されたmoto氏の下記の本が参考になります。
私は基本的には転職しないほうがいいと思ってますが、それでも会社員の頃は3度転職しました。いずれも会社の方向性と自分が思い描いているキャリアがマッチしなかったのが理由です。バンドの解散理由でありがちないわゆる「方向性の違い」ですねw
それぞれ所属してきた会社で自分が望むキャリアがひらける見込みがあるのなら転職はしませんでした。
結局は自分で会社を創業することにしましたが、成長している市場に身をおき、その中で求められている事を意識しつつ顧客に尽くしてきた事が、約10年今日まで倒産せず続けてこられたのかなと思いますので、働き方の参考になれば幸いです。
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