週刊アオキブログ

情報技術や教育の話題を中心に日々の気付きを発信しています。

ITエンジニアだって人間性のベースが大事

こんにちは。アオキです(^^)

システム開発の現場では、プロジェクトの大小によるものの、実にさまざまな方たちと交流しながらモノづくりを行います。

そんな中、経験豊富で技術力の高いエンジニアの方は遠慮ない意見をハッキリ言われる方もおられると思います。
会議に出て何も発言しないより自分の考えを述べるというのは組織人としてあるべき姿ですし、クライアントとの打合せでは頼もしく映ることもあるのではないでしょうか。
ただ意見するにはいいにしても利己的な意見・態度にならないよう注意が必要かなと思っています。

これまで実に様々なエンジニアの方とご一緒に仕事させて頂きましたが「技術力」にばかり目がいき、キャリアシートという分かりやすい形でスキル・経験を書きつらねる事を重視されている方が時折見受けられます。

技術職で手に職つける必要があるのだから当たり前じゃないかと思われるかもしれませんが、技術力のみが己の価値になってしまうのは黄信号です。

仕事である以上はクライアントないしその先にいるエンドユーザーの事を第一に考えるのが大前提。
自分の都合で技術選定するのはもってのほか、仕事で必要とされる人材になるためには利他の精神がどうしても必要になります。

エンジニアが技術的な勉強を続けるのはモチロン必要な事ですが、同時に人格も向上させないと、最悪仕事がなくなってしまいかねません。

技術力があればフリーランスのエンジニアになって稼げるようになる、というネットの記事をたまに見かけますが長年この業界で仕事してきた身としては違和感しかありません。
実際フリーランスで長年やられている方は技術力がありますが、ベースにはヒューマンスキルが必ずあるものです。

子どもの頃に読んだマンガでよく切れる刀(技術)を手に入れても、刀を収める鞘(心)がないと刀で自分を傷つけてしまうというセリフがありました。
いまになって振り返るとITエンジニアにとっても通じるシーンだなと感じています。

そんなエラソーな事をいうお前はどうなんだとツッコミが聞こえてきそうですが、モチロン私自身ダメな所はたくさんあり、日々学びと反省の繰り返しです^^;

自分の不甲斐なさを認めつつ、努力しつづける謙虚な姿勢を持つのが私なりの社会との関わり方です。

そこで私の好きな「菜根譚」という中国の古典をご紹介します。
コチラは古典ですが現代社会にも通じる事柄が多いため、システム開発現場の事例とあわせていくつかご紹介します。

[決定版]菜根譚

[決定版]菜根譚

  • 作者:守屋 洋
  • 発売日: 2014/12/19
  • メディア: Kindle版
 

 はじめにご紹介する一文がコチラ。

細事の処理にも、手を抜かない。人目のないところでも、悪事に手を染めない。失意のときでも、投げやりにならない。こうあってこそ、初めて立派な人物と言える。(出典:菜根譚)

情報化社会においてITエンジニアは世の中に対して大きな価値を提供しています。
もし投げやりになったり、手を抜いたりすると、たくさんの人達に迷惑をかけてしまう可能性があります。
プロジェクトによってはツラくて嫌になる時もあったのではないでしょうか。(私はたくさんありました)
そんな時でも仕事は社会貢献という大前提を意識しつつ、淡々と己の業務を全うする、そんな姿勢でいればツラい事も乗り越えられますし、それが結果としてキャリアになって自信につながるのではないでしょうか。

またこちらもお気に入りの一文です。

短い人生をどう生きるのか。一、自分なりの楽しみを持つ。一、社会の貢献することを心がける。この二つを両立させることが望ましいのだ(出典:菜根譚)

仕事の渦の中心に自ら飛び込み、突き詰めて仕事をやっていくと、はじめはしんどい事もあると思います。
それでも仕事を覚えて自分でコントロール出来ることが増えていくと、楽しくなって乗り越えていけるようになりますよね。
このように仕事は楽しさを見出す事が大切ですが、ただ楽しいだけではいけません。
利己的な考えのもと自分だけ仕事を楽しんでいればいい、というスタンスだといずれ損をするのは自分自身。

仕事が世のため人のため社会に貢献することを心がける事が結果的として自分のためになります。

どんな仕事でもこのふたつを念頭に置くのが重要なのではないでしょうか。

また京セラ創業者である稲盛和夫氏の「京セラフィロソフィ」からも学ぶべき金言があるのでご紹介します。

京セラフィロソフィ

京セラフィロソフィ

  • 作者:稲盛 和夫
  • 発売日: 2014/06/04
  • メディア: Kindle版
 

 私は、「素直な心」というものは進歩の親だと思っています。素直な心がなければ、人間は成長、進歩していかないからです。(出典:京セラフィロソフィ)

 経験を積むとつい自分がやってきた仕事のやり方に固執しがちです。
とはいえ諸行無常が世の常。
何歳になっても学ぶ姿勢を忘れてはいけないと思います。

今回ご紹介した「菜根譚」、「京セラフィロソフィ」は経営者に好まれる書籍ですが、
ITエンジニアをはじめとした現場で働く方々にとっても非常にオススメです。

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追伸

コチラの過去記事を加筆・修正しております。

何卒ご了承下さいますようお願いいたします。