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Webサイトに欠かせない分析と改善のプロセスを解説

こんにちは。
ウェブサイトのグロース支援を手掛けるスタディクリップのアオキです。
ブログへお越しいただきありがとうございます。

以前書いた制作に続いて、今回は完結編とうことで「分析」についてです。
まず企業がウェブサイトを持つということはセールスやブランディングなど何らかの目的があるハズですよね。
とはいえウェブサイトがあるだけでは、その目的は達成できませんし、何となく効果がありそうな事をやっても、目的に対してどれくらい進んでいるかがわかりません。そこで目的を達成するために分析をどう活かすかを解説します。

とにかくまずはゴール設定

分析のまえにやるべき事を判断するには、まず目標となるゴールを設定しましょう。
ゴールが設定されないと指針がないまま航海するようなもので、せっかく運用しても浪費するだけならやらない方がマシだった、という事になっては本末転倒です。

なのでビジネス上の目的があるのなら、まずはゴールを定めて、やったことは効果があったのかなかったのか、なかったとしたら何故ダメだったのかを評価して次に活かすべきです。

ゴールには3つの要素が欠かせず、それは「指標」「値」「期間」の3つです。
まず「指標」からですが、何かしらのビジネスを行っているのであれば、その指標はおおおよそ「売上」になるかと思います。
次に「値」は指標に対してどのくらい獲得したいのかというのが値です。売上が指標なら「1億円」「5000万」といったものが値です。
最後に「期間」は設定されたゴールをいつまでに達成するのかも大切です。
通常ビジネスのゴールは年・四半期・月などで設定されることが多いでしょう。
期間をどのくらいにするかは、ウェブサイトの更新や改善施策を実施できる頻度に依存します。期間に正解はありませんが、短いほうが気付きを得やすく、精度があがる傾向にあります。

改善箇所を見つけるために分析する

次にゴールを達成するのに改善箇所を見つける目的で行うのが分析です。

例えばゴールの達成を構成する要素としてウェブサイトからの申し込みだとすると、申し込みまでのページ遷移を細分化し、A画面からB画面への遷移率だったり、A画面への流入数のようなゴールまでのプロセスとそれぞれの「値」を書きだします。
このようにユーザーの利用プロセスを段階分けすることで、明らかに大きな離脱が出ている箇所が特定できることもありますので、その場合はそこを改善するだけでもゴールに近づきやすくなります。

KPI設定と施策の実行・評価

ゴールを達成するために改善ポイントを分解したものがKPI(Key Performance Indicator=重要業績評価指標)です。
KPIをやたら設定して、あちこち手を付けてもなかなかゴールには到達できないので、ゴールに対する改善インパクトが最も大きく、かつ工数が小さいものを改善箇所と定めてそれをKPIとします。

KPIが定まったら数値を上げるための具体的な施策を考えて実行します。
施策はケースバイケースなので本記事では割愛しますが、KPIがPV(ページビュー)増加だとしたらSEO対策やポータルサイト登録といったことが考えられます。
そして施策を実行した結果、KPIが上がっているかを確認するのとあわせてゴールの値が上がっているかも確認します。
日々KPIを改善していると、ついそこに目がいきがちですが、あくまでもゴールの達成が最終目的なので毎回セットで確認しましょう。
KPIはあがってもゴールの値が上がらなかったとしたら、要因を分析してゴールの値があがるまで「分析」と「評価」繰り返すことで福利が働き、ゴールが達成されていくようになるのです。

さいごに

「戦略」「設計」「制作」に続いて最後にお話ししたかった「分析」でした。ゴールが達成されれば、例えば元々は営業担当がやっていたリード獲得をウェブサイトが代行できるようになりますし、ECサイトなら売上を直接的に伸ばすことができるでしょう。

ただそこまで到達するには、どうしてもお金と時間がかかるのが現実。それでも今後はは少子化により人材が減ってくるのは確実ですし、営業担当個人が持つノウハウに依存しているとしたらリスクがあります。

そこで今回ご紹介した手法により組織が一体となって、ウェブサイトを運用することができるようになったら、たとえ人材が入れかわっても再現性がありますし、ウェブサイトは世界中からアクセスできコストパフォーマンスが高いので、ぜひこの機会に本格的に取り組んでみてはいかがでしょうか。


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