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Webディレクターが最低限やるべき3つのこと

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データ化

要件、スケジュール、課題管理、議事録などプロジェクトに関わる情報はなるべくデータ化することが大切です。

Web業界は人材の流動も多く、関わるメンバーが1年後には入れ代わっている事だってありえます。
データで残しておけばそれらがナレッジになるため、例えメンバーが代わってもどう進めたのか参考になりますし、スケジュールや議事録はテンプレートとして流用もできるでしょう。
毎回プロジェクトに関わる資料をゼロから作っていたら大変なので、会社の先人たちが残したデータは使える部分は遠慮せず使わせていただき、自らもまた後世に残すことを意識することは組織で働くうえで大切なマインドです。

またリモートワークが主流になったとはいえ、状況によってはビデオ会議や電話といったいわゆる同期型コミュニケーションをとる場合もあるかとおもいますが、話したあと言った言わないを防ぐため最低でも概要・結論をメールやチャットツールなどで送るといいでしょう。話した内容をテキストに変換と思考が整理されますし、他者と認識違いがないかのおさらいにもなります。

それと打合せで配布資料があるのなら、アジェンダとともに前もって送付しておくとよいかとおもいます。
せっかく関係者を集めるのですから、同期型コミュニケーションでないとできない事に時間をつかうように意識するのが大事じゃないかなあとおもっています。

Win-Winを目指す

常にクライアントと制作現場の双方がWin-Winになる形を目指しましょう。

クライアントの要望を満たすのが制作側として果たすべき使命ですが、それはあくまでも制作側のリソースをふまえたうえです。
クライアントに言われるがまま非現実的なスケジュールで仕事をうけてしまえば、制作現場は疲弊しますし、Webディレクターと制作現場の関係性が悪化する可能性もあるかとおもいます。
例え制作側の努力で期日までに納品できたとしてもWin-Loseになってしまいますし、納品物の質が悪かったら最悪Lose-Loseな事態にもなりかねません。

クライアントは制作のプロではないので間違った事や無茶を言う時もあるかもしれませんが、制作現場がパフォーマンスを発揮できるよう配慮することが、結果としてクライアントのためになるため、仲介となるWebディレクターはクライアントに納得いただけるよう、かみくだいた説明も時には必要になります。
一方で制作側はクライアントのビジネスや内情を把握できていない場合もあり、作り手側の理屈で作ってしまう事もあるので注意がいります。

クライアントの要望に寄り添い、制作側の意向を尊重しつつ、双方Win-Winになるよう気を配りながら、Webディレクターは調整を図っていくべきです。

制作の作業内容を理解する

対クライアントの窓口となるWebディレクターにはデザイン、フロントエンド、バックエンド、SEOさらにはインフラまで多種多様な相談が持ち込まれますが、それらをすべて専任の担当に伝言するだけでは、プロジェクトは円滑にすすみませんし、制作現場との信頼関係はいつまでたっても築けません。

専任者と同水準の知識をWebディレクターが身につけるのは難しいと思いますが、分からないからと放置するのではなく、自分なりに分かろうとする姿勢が重要です。
Web制作・Web開発に関する情報はググればたいていの情報にはアクセスできます。
それすらせず専任者に毎回聞いているようだと、分からない事は現場に聞けばいいやと甘えにつながり、ディレクターとしての存在価値が低くなってしまいます。
ある程度Webディレクターなりに情報をまとめたうえ、クライアントに誤った事を伝えないためや補足情報を得るために専任者に聞くくらいの姿勢がちょうどいいかとおもいます。

また制作に関しても決して丸投げで任せきりにはせず、成果物ベースで進捗を確認するのがよいでしょう。
というのも、メンバーによっては進捗が遅れてても報告があがってこなかったり、間違った方向に進んでいる事もあります。
スケジュールを引いておけば問題なく進めてくれる方ももちろんいますが、アウトプットの質が把握できるまではこまめに進捗を確認するのがよいです。


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