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Web制作で開発ディレクターが求められる理由とは

なぜ開発ディレクターが必要になったのか

コチラの記事に書かれているように以前から開発ディレクター・テクニカルディレクターという職種の重要性に関しては言われてましたが、Webディレクターはデザインや営業寄りの方がすくなくとも私のまわりでは多く、分からない事は持ち帰ってエンジニアに確認するという流れが当たり前でした。誤った内容で話を進めてしまうより、リスクをコントロールするためにそうやっていた部分があったかと思います。

ただ最近では静的(HTML/CSS)のみで作られたウェブサイトは見なくなりましたよね。フロントエンドならJavaScript、バックエンドもなんらかのプログラム言語(PHP・Rubyなど)でシステムが構築されています。
WordPressなどのオープンソースのCMSを導入していても、システムのカスタマイズをされている事は多いのではないでしょうか。
それにウェブサイトは一度ローンチして終わりではなく、その後もユーザーの動向分析にもとづいたエンジニアによる改善・改修が不可欠です。

そういった現場の状況下でもインターネットの世界は日々進歩しており、持ち帰って確認します、ではスピード感に欠けますし、その場で回答できるようエンジニアにすべての打ち合わせに同席してもらっては本来の開発業務がおろそかになってしまいます。
そこでシステム開発にも精通した開発ディレクターという職種が必要とされるようになってきたのです。

開発ディレクターに必要なスキルはどうやって勉強するか

とはいえフロントエンドエンジニアやバックエンドエンジニア、さらにインフラエンジニアという専任の方々と同等のスキルを開発ディレクターが維持しつづけるのは難しい話だと思います。
なのでプログラムの読み書きなどといったミクロをいきなり勉強するのではなく、まずはこれらの本でWebで使われている技術の全体像を把握する事から始めるといいかなと思います。

業務で必要ならさらに詳しく書かれた書籍を見ればよいかと思いますし、重要なのは枝葉ではなく幹にあたる原理原則を身につける事です。
その上で個別プログラミング言語の読み書きを学ぶ事で新たなプログラミング言語が出てきたとしても応用がきく事とおもいます。なおプログラミング言語の勉強なら個人的にはVODサービスの「Udemy」がオススメです。

開発ディレクターが技術を把握する事によって、エンジニアが同席しない打合せで言われた事をそのままエンジニアに伝言するのではなく、軽微な内容なら自身で回答する事ができるでしょうし、エンジニアに連携するにしても自分なりに消化できれば、かみくだいて伝達する事ができるでしょう。

さいごに

今回は非エンジニアのWebディレクターが技術を学ぶ事の必要性を解説しました。
2018年に経済産業省からDX推進ガイドラインが発表され、今後は5Gも広まるためデジタル化の流れは確実に進みます。「今、経営者が短期プログラミング講習に殺到する理由 」でも紹介されているように、Webディレクターにかぎらず経営者自らIT技術を学ばれる方もおられます。仕事に必要な事は役割の垣根を超えて学ぼうという姿勢はいくつになっても大切ですね。


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