おかげさまでITエンジニアとして17年、Web業界では13年ほどのキャリアを重ねることができた訳ですが、今回は去年までやっていたお仕事や日々の業務で大切にしていることについてお話しようかと思います。
昨年まで主にやっていたお仕事
2013年~2020年まで放送業界でWebシステムの開発に従事してました。
役割はシステムエンジニアで要件定義や設計といった上流工程や人員、進捗管理などのマネジメントが主な業務です。
ここではフロントエンド、バックエンドともに大小さまざまなシステムの開発をやらせていただきましたが、印象的だったプロジェクトをご紹介します。
CMS構築
まずWebフォームの作成や送信データの閲覧などフォームに必要なあらゆる機能を盛り込んだいわゆるCMS(コンテンツ・マネジメント・システム)の構築です。
局のHPをみると観覧募集やプレゼント応募など番組ごとにフォームが用意されているのですが、それらのフォームを都度エンジニアが作成しているとスピーディーなサイト運営ができないため、システム化することになったのですが、要件定義からリリースまで1年半ほどのプロジェクトで、番組内で告知がはいったり人気の企画になるとフォームから大量のデータが送られてくるため、それらを考慮した設計が必要でした。
アクセスが集中してフォームが表示できないなど、時にトラブルにあう事もありましたが、ひとつひとつボトルネックを解消していく事で安定稼働させることができ、エンジニアとして良い経験になりました。
スマホアプリ
また投稿系のシステムということだと、ニュース番組むけの画像や動画を投稿してもらうスマホアプリの構築にもかかわりました。
投稿されてきたデータを管理するCMSやスマホアプリの開発は所属していた会社ではリソース・スキルセットの兼ね合いでできなかったため、パートナーの選定から始まり、工程管理などベンダーコントロールしつつ、各システム向けのAPIなどバックエンドの開発は自社で対応していたため、社内メンバーの進捗管理や各所の調整ごとまで一手に対応していました。
大切にしていること
プロジェクトでは社内にかぎらずさまざまな方と関わるため、関係者と人間関係をつくることに重きを置いています。
システムエンジニアは時に中間管理職としての側面もあるので、相手の立場を慮ったうえ、時には被管理者の方々がパフォーマンスを発揮しやすくなるよう主張していく必要があります。
それにお互い遠慮のある関係だと経験上それなりのモノしかできませんし、コミュニケーションロスで取り返しのつかないミスがおこる可能性すらあります。
またメンバーの進捗管理にしてもスキルの浅いメンバーなどは進捗以外にもフォローが必要だったりするため、確認の粒度を細かくしたり成果物を適宜チェックしたり人によって調整が必要です。
さらにプログラムをリリースしたあと、全く別の方が手を加えることはWeb業界ではザラにあるので、メンバーのスキルに関わらず、運用・保守を見越して下流工程の成果物はある程度は把握するようにしています。
このような調整や確認は人間関係がベースに成り立っており、相手の立場や性格によってコミュニケーションのとり方も変わってきます。
それにコロナ禍で対面で話す機会が圧倒的に減ったため、テキストやビデオ通話を前提とした関係構築が必要になってきました。
時代が移り変わろうと「人にフォーカスする」という本質は見失わず、便利なツールなどは適宜取り入れ柔軟性を持ちながら、日々の業務にあたれればと思ってます。
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