あらゆる業種でデジタルトランスフォーメーション(DX)が迫られているものの、DX人材の採用が難航しているようです。
IT業界でも長く人材不足は続いていますので、他業種ともなれば納得の結果です。
ただ個人的にはデジタルトランスフォーメーション(DX)という単語に踊らされている印象を受けます。
デジタルは導入すればあらゆる課題を解決してくれる魔法のツールではありません。
デジタル化したところで運用がフィットするまではトライ&エラーの繰り返しです。
本気でDXに取り組むならそれこそ経営陣はじめ全社的にデジタルのエッセンスを理解していく必要があるでしょう。
中途採用でDX人材を採用できたところで、文字通り「中途頼み」になってしまっては長く続かない可能性が高いと思います。(優秀な人であれば尚更)
採用したのであとヨロシクとはせず、現場に出て対話し理解を深めるのがDXの第一歩というのが私の考えです。
それこそ私のバックグラウンドはエンジニアでして、デザイナーやプロデューサーといった職種の方と接してきましたが、足並みを揃えて何らかのアウトプットを出す場合は自身の職責は全うするものの相互理解が大切と信じてやってきました。
デジタルを経営に活かしたいのなら、規模がちがったとしても同じく相互理解が必要なんじゃないでしょうか。
それにはDX人材側も視座を高めるべきなのは言うまでもないのですが。